「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

松田の病状 7.再発・再休職

 松田の病状を時系列に沿って記載します。メンタルヘルスは個人差も大きいとは思いますが、共感できる部分があると「自分だけじゃなかった」と安心しますよね。一方で、症状に自分を当て込みラベリングすることで、「自分は病気だから社会不適合でも仕方ない」と免罪符を手にしてしまうことに自己否定感も出てきますが……。そこまで深く考えず、うつ病患者の一症例としてお読みください。 

※2020/04/03改稿

松田の病状 7.再発・再休職

 新年度、部署も変わり松田は意気込んでいました。しかし、その後わずか2ヶ月でうつ病を再発し、復職から1年も経たずあっけなく再休職してしまいます。このときの状況と、推測される再発の原因を記載します。

【病状と仕事内容】

 半年以上のんびりと仕事をしていたため、仕事・職場へのストレスはあまり感じないようになっていました。そのため、早朝覚醒は続いていたものの、頭痛・動悸・抑うつ感といった症状はあまり気にならないようになっており、思考能力・記憶力も正常になりました。主治医からも良い傾向とみなされ、薬も固定していました。産業医による定期的なフォロー面談も、年度初めの面談をもって終了しました。フォロー面談実施の期間中に産業医が代わり、ある意味セカンドオピニオンとなりましたが、その方からも改善を認められました。それらにより、松田は自分が治った、もしくはうまくセルフケアできている、と勘違いしてしまいました。

 新しい部署では松田のもつノウハウや、前部署で体得したPCスキルを存分にアウトプットできる仕事を任されましたので、かなりやりがいを感じました。社内のどんなに優秀な営業マンでも、自分の担当している仕事に関しては真似できないこと、また仕事を通じてさらなるPCスキルの向上を求められていましたので、成長のチャンスもありました。営業職以外で自分の居場所を見つけ、敗者復活できたことに喜々としていました。

 くわえて、復職後半年以上の経過観察で症状が改善していることから、段階を追いながら残業制限も解除されました。同僚が遅くまで働いているなか定時に退社することに引け目を感じていましたし、残業が必要なほど仕事を任されることに、さらにやりがいを感じたものです。実際、年度初めは色々と忙しく、36協定内ではありますがバリバリと残業をしました。今日はもうやめたら、と上司から言われることもありましたし、集中しているときには上司より遅く残って仕事に没頭することもありました。いままで迷惑をかけてきた分の償いの気持もありましたが、本心で「仕事をきちんとできている自分」を嬉しく思い、仕事を楽しんでいました。

 しかし、担当した業務のなかでひとつだけ、手に余るものがありました。いま冷静に考えてもかなりの難易度だったのですが、当時の松田のPCスキルではとても理解しきれない仕事を、その部署の先輩から引き継いだのです。他の同僚よりは松田がPCを学んでおり、またさらなる成長を期待されて後継者としての引継ぎだったのですが、松田は他の仕事でめいっぱい残業しており、それに必要な知識をゆっくりと勉強する時間がとれませんでした。そのため、定期的に発生する仕事だったのですが、その都度「今回はここまでしか理解できていませんので、完成までの作業をお願いします」「初めて見るエラーの対処法がわからないので、教えてください」と、引き継いだとは名ばかりで8割がた前任の先輩に頼っていました。他の仕事に慣れ、落ち着いたら本腰を入れて勉強しようと考えていましたが、目処が立たず、先送りにしていることに常に不安を抱えていました。

【私生活】

 復職後、縁もあってか第2子を授かりました(今後の生計や服薬の影響も考え、悩みに悩みましたが、小康状態が続いていたためふみきりました)。里帰り出産のため妻と子どもはゴールデンウィークに義実家へ帰り、松田は一人暮らしをすることになりました。これによってハメを外しすぎたところがあり、週末に友人と朝まで飲んだり、泊りがけで野球観戦に行ったりと、働いた分と同じくらい思い切り遊び続けました。充実感はありましたが、ハイテンションすぎたと思います。

【そして、再発・再休職】

 上記のように過ごして2ヶ月が経つころ、特に大きなきっかけはなかったのですが、ある日を境に抑うつ感が急激に大きくなり、おさまることがなく、突発休やなんとか出社しても早退することを繰り返すようになりました。松田の休職歴は当然上司も知っていたので、心配され再び産業医と面談することになりました。現状を話したところ、張り切りすぎた反動だろう、と結論づけられました。

 ◆仕事に熱を入れすぎたこと

 ◆休日も遊びすぎ、気分を高揚させすぎたこと

 ◆一方で、手に余る仕事の不安を抱え続けていること

これらにより、気分の波が大きくなりすぎ、下振れしたため耐えられない抑うつ感が出たようです。そして、仕事が手につかないほどの状況が続いていたため、産業医のすすめもあり松田は再休職をすることになったのでした。

 当時の松田は再発のメカニズムを理解しておらず、元々のストレッサーであった営業職と上司から離れられたことで、それと同等のストレスを受けない限りは再発することはないと思っていました。しかし、うつ病はあくまでも、抱えながら永く付き合っていくもの。このとき、それを痛感するとともに、気分の波というものを身をもって学びました。今後寛解しても、気分の波に気を付け、下振れしすぎないようにセルフケアしていきたいと思っています。

 

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