「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

中田賢一投手 トレード移籍に寄せて

※2020/05/07改稿

 わかる方には一発でわかる通り、松田は福岡ソフトバンクホークスのファンです。松田選手も大好きな選手の一人だからこそ、パロディをハンドルネームにさせていただいています。

 今回は(元)ホークスの選手、中田賢一投手のタイガースへの移籍に寄せて、思いを綴らせていただきます。野球に興味のない方には伝わりづらいと思いますがご容赦ください。

 

 正直なところ、松田は中田投手を表立って応援していませんでした。それと言うのも、中田投手は「暴れ馬」の異名をもつように、球威はあるのですがコントロールがあまりよくありません。日によって、場合によってはイニングの途中ですら、素晴らしい投手になったりノーコンで見ていられない投手になったりとハラハラさせられるので、見ていて安心できないのです。そのため予告先発で中田投手の登板を知ると、明日は中田だから負けてもしょうがないや、といつも思っていました。一方で、素晴らしいピッチングをしてくれる可能性もあるため、相手のエース級にぶつかったときはジャイアントキリングを内心で期待したりもしていました。

 松田がこれまで住んできたのはホークスファンがあまりいない土地ばかりだったため、ファン同士で直接その話をしたことはありません。しかし、球場やインターネットでの他のファンの反応を見るに、同じように思っていた方も少なからずいるのではないかと思います。

 

 さて、評価のわかれる中田投手ですが、間違いなく良い特徴があります。「頑丈なこと」です。

 ホークスの采配では試合の終盤にはリードしていても敗色濃厚でもリリーフピッチャーをどんどん投入するのですが、もしその采配がなければ中田投手は余裕で完投するスタミナをもっています。先発した試合で最終回に自己最速のストレートを投げたりもします。そのため、パーフェクトは無理でもいつかノーヒットノーランをやってくれるのでは、とロマンを感じていました。

 また、大きな故障をしないため、シーズンを通して起用の目処が立ちます。2019年シーズンはプロ入り後初めて1軍での勝利なしに終わりましたが、2軍では最優秀防御率に輝いており、それを称える意味でも戦力外ではなくトレード扱いになったと言われています。

 暴れ馬だけに、まさに「無事是名馬」です。中田投手はホークスでの6年間(実質5年間)、573イニング、1,719個のアウトをとっています。中田投手がいなければ、他の誰かがこの大役を代わりに担わなければならなかったのです。

 ドラゴンズからDHのあるパ・リーグにきたことで防御率が下がり、苦悩したこともあるでしょう。フォアボールを出せば、敵味方関係なく球場で騒ぐのが大好きなファンからヤジを飛ばされることもあったでしょう。しかし、そんななかで中田投手が投げぬいた573イニングは、中田投手だからこそ成しえた偉大な実績です。中田投手は、「イニングイーター」としてホークスを支え続けたのです。

 

 これは、サラリーマンに置き換えても大切なことだと思います。プロ野球という熾烈な競争社会のなかで第一線に立ち続け、そのために想像もできない努力を続けてきたであろう中田投手と、適当に生きてきた自分などを比べるのもおこがましいのですが、松田はその点において中田投手に自分を重ねていました。

 営業職時代、松田は実績も評価も惨憺たるものでした。しかし、夜中まで働き続け、土日もロクに休んでいませんでした。それにより、会社の求めるレベルには届きませんでしたが、売上・利益をあげていたことは間違いありません。その売上は、他の誰でもなく松田が生み出したものなのです。松田は松田なりに、「イニングイーター」として働いていたつもりです。

 しかし、現在の松田は休職しています。会社に一切貢献できていません。やはり無事是名馬、まずは働いてナンボだと思います。今後、うつ病と付き合いながら働いていくため、どの程度のパフォーマンスを発揮できるかはわかりません。しかし、多少なりとも貢献する意志を強く持ち、中田投手のような一人前のイニングイーターとして、自分にできる仕事を精いっぱいやっていきたいと思っています。

 

 最後に蛇足になりますが、中田投手はホークスでの6年間、39勝26敗、防御率3.99と、ただのイニングイーターではなく貯金もつくり素晴らしい成績を残しました。中田投手、お疲れ様でした。勇気をありがとう。そして新天地での活躍を心から祈念します。交流戦で当たったら、1度くらいは負けてあげてもいいです。でも、もし日本シリーズで当たったら、そのときは2回1/3・5失点くらいでよろしくお願いします。

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