「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

歯の食いしばり注意! うつ病治療と歯痛治療

※2020/05/31改稿

 以前のブログ「松田の病状 5.回復期(2ヶ月目~3ヶ月)」にて少し触れましたが、歯を食いしばりすぎたためにうつ病治療のなかでトラブルを起こしたお話をご紹介します。

 

 皆さんは、寝ているとき、起きているとき、歯を食いしばっていませんか?まず第一に松田が得た教訓を述べさせていただきます。歯は食いしばらないようにご注意ください。

 松田は寝ているときの歯ぎしりはほとんどないようなのですが、起きているときはなぜか食いしばった状態が正しいと思い込んでいました。もちろん全力ではありませんが、舌を出したり噛むのが嫌なので歯を閉じていようと心がけており、上下の奥歯を常に噛み合わせ、若干テンションがかかるように意識して(無意識でも)過ごしていました。

 虫歯も親不知もなく、永久歯になってからは一度も歯科にかかったことはなかったのですが、20代後半くらいから、ガムを噛み続けたり固い物を変に噛んだりすると、たまに左の下の奥歯が痛むようになりました。

 虫歯かと思い最初の休職時に歯科検診を受けたところ、虫歯ではなく、食いしばりに対抗するため顎の骨が発達しすぎており、それが歯を押し返すため痛みが出ていると判明しました。特に下の歯茎の内側(舌の下の部分)が異常に隆起していると指摘されました。歯の痛みや、顎関節症もあったのですが、それが原因だったのです。どうすれば治りますか?と聞くと、治りません。と非情な診断を下されました。発達しすぎた顎の骨が老化して小さくなるのを期待するしかないようです……。

 善後策として、これ以上の悪化を防ぐためにマウスピースの作成を提案されましたが、それで治るわけでもなく要はこれ以上食いしばらなければいいだけの話ですので、そのときは見送りました。

 

 翌年、2回目の休職をするころには、歯の痛みは慢性化していました。食事中に激痛が走り、とても食事どころではなくなり、鎮痛剤を飲んで痛みがおさまるまで耐えることが度々ありました。

 なんとかしたいと思い、再び歯科に受診しました。前年と同じ歯科医院ですが、担当してくださった歯科医は前年と異なる方で、セカンドオピニオンとなりました。しかし診断結果は前回と同様。もうどうしようもないのですが、このときは藁にもすがる思いで気休めにマウスピースを作成しました。ちなみに保険適用されます。しかし、マウスピースをくわえているとどうしてもそれが気になり、逆に強く噛んでしまうため、すぐに使わなくなりました。

 その後、松田は鎮痛剤を常備し、なるべく左の奥歯に負担をかけないよう、歯痛と付き合っていくことになりました。うつ病に加えてやっかいなものを抱えてしまったのです。

 

 さらに翌年、3回目の休職に入ったとき、歯痛はより悪化していました。それまでの左下に加えて、左上も痛むようになったのです。上の歯の痛みは頭痛に及ぶこともあり、うつ病の頭痛と二重になってしまいました。ただ痛いだけでなく、うつ病の頭痛の状態がいいのか悪いのかわからないため、抜本的に治療しなければならないな、と考えていました。

 そんなある日の夜、本当に耐えがたい痛みが走りました。食事は諦め、鎮痛剤を飲んで寝てしまおうとしても痛みは増すばかり。どうしたものかとネットで色々検索したところ、自治体の緊急医療AIにたどり着きました。歯が痛い → 虫歯ではない → 歯以外も痛い(頭痛および頬骨まで痛んでいました)と回答していくと、スマホの画面にデカデカといますぐ救急車を!のような表示が出ました。激痛でなかば混乱していますし、もうそれに従うしかありません。痛みにひいひい言いながら、119番して救急車に来てもらいました。

 しかし救急車が到着したはいいものの、そもそも歯痛で緊急医療はあまり想定されていないようで、すぐに担ぎ込んでもらえる歯科医院は見つかりません。結局、3名の救急隊員さんがスマホで地道に検索してくださり、その時間でも診療しているところを探し、予約を入れてくださいました。かくして松田は、歯が痛いだけで40分ほどピーポーピーポーと救急搬送され、市をいくつも越えた歯科医院に到着しました。そこも緊急対応ではなく、遅い時間でも勤め人が受診しやすいようにたまたま夜間診療をしていただけでしたので、松田は急患扱いされることもなく、おとなしく順番を待ちました。

 診察の結果、やはり虫歯ではないのは間違いない。問診票にうつ病と記載したためか、ストレス性の可能性がある、と言われ、鎮痛剤だけ処方されました。

 もう一つ豆知識ですが、救急車はその直後から別の119番に備えなければならないので、帰りは送ってくれませんでした。松田は知らない町の知らない駅で知らない電車に乗り、とぼとぼと帰路につきました。

 これでハラを括りました。もういっそ抜歯するか神経を抜こう。うつ病の治療のためにも完全にケリをつける決意で、みたびかかりつけの歯科医院にいきました。3年越しの症状ですし、救急搬送されたことも伝えたため、レントゲンをバシバシ撮られました。その結果、上の奥歯にもしかしたらヒビが入っているかもしれない、と言われました。レントゲンをそのつもりで見てもなんとなくそうかも、というくらいで、確証はないようです。確かめるには、実際に抜いてみるしかないとのこと。もう松田はそれならそれで構わなかったのですが、歯科医の方が及び腰で、ストレス性も否めないし、まずは様子をみてみませんか、と応急処置をすることになりました。とりあえずヒビ割れていると仮定して、そこから炎症を起こさないように抗生物質を注入。さらに、下の歯と噛み合わせしないように上の歯を結構削られました。

 その結果。その日のうちから、歯痛・頭痛がウソのように消えました。うつ病のジワジワとした頭痛は残りましたが、かわいいものにすら思えました。結局、食いしばりすぎて顎と歯に負担をかけすぎていたのが原因だったようです。あえて違う解釈をすると、その直前から痛み止めの漢方を色々処方されるようになっており、それが効いたのかもしれません。もしくは、ストレス性の一過性のものだったのかもしれません。しかしそれからいまにいたるまで、少なくとも上の歯は痛んでいませんので、削る処置が正解だったと思っています。

 

 だらだらと長いうえに救急車まで呼んでお騒がせしましたが、正しいうつ病治療を邪魔しないよう、皆さんも歯痛・食いしばりにはくれぐれもご注意ください。なお、問題の上の奥歯は実は解決しておらず、後日談がありますので決着しましたら記載しようと思っています。

 

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