「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

転職ではなく復職を望むワケ ~妻と会社とコロッケと~

 昨日の何気ないツイートがけっこう好評でしたので、混めた想いとともにご紹介させていただきます。

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 フォロワーさんから身に余る嬉しいリプもいただきました。それに対してお返事をしたのですが、この内容に松田の人生観が詰まっています。いまの仕事も縁だと思っており、このブログで「休職」にこだわり、転退職ではなく復職を望んでいる理由を記載します。

 

 松田には大きな夢も特技もなく、ただ学校の勉強だけはそこそこできたので、思春期にしてすでに「学力偏重主義のレールに乗って、著名企業で安定した収入を得て定年まで勤めあげよう」と生意気なことを考えていました。リアリストなようで、その難しさをいま身をもって痛感していますので、やはり子どもじみた夢をみていたのかもしれません。しかしその方針通り、いま勤めているそこそこ著名な企業に就職できました。他人の評価や他人との比較を抜きにすれば、就職まではそれなりに成功し、充実した人生だったと思います。

 しかし働き始めて1年もしないうちに自身の無能を知り、逆にこの会社で生き残らなければさらに苦労をすると感じ、改めて終身雇用を望みました。自分を過大評価し、高給を求めて外資系の企業にでも入っていたら間違いなくロックアウトされていたと思います。そうもできないのが日本企業の良さでもあり悪さでもあるのですが、ともあれ松田は雇用を続けてくれているいまの会社に恩義を感じており、なんとかして報いたいと思っています。会社にしてみれば現時点で生産性の低い松田はお荷物で、さっさと退職した方が望ましいかもしれませんが、適材適所で活躍できるまでまだ30年ほど猶予期間があると長い目で期待してもらいたいところです。考えてみれば仕事に関して良い思い出などほとんどないのに、「人生で最も嬉しかった瞬間」を挙げるならば、就職活動期間のクライマックス、内定連絡の電話をもらったときかもしれません。そのくらい松田は会社に対して愛着ももっています。

 さらに松田の人生において会社と縁を感じずにいられない理由は、妻と社内結婚をしたということです。社内の誰かに世話を焼かれたわけではありませんが、この会社でなければ妻と知り合うこともなかったので、まさに松田の人生そのものの面倒をみてくれたことになります。ここで妻について、フォロワーさんが仰ってくれた「素晴らしいパートナー」というお褒めの言葉ですが、無礼を承知で、これを松田は謙遜できません。本当に自分にはもったいない妻だと常日頃感謝しています。社内で知り合ったので、付き合った当初から松田が仕事ができないことは知られていました。一方で妻は部署は違うものの女性ながらエース級で、管理職になる研修の誘いもあり、妊娠での退職がなければいまごろ松田より地位も収入も上回っていたことでしょう。そんな優秀な人材を辞めさせてしまったことも松田の会社への借りです(笑)。それでも妻は「仕事のできるできないは大して気にしない」、結婚を真剣に考えサラリーマンとして将来に不安があると吐露したときも「どうしても嫌なら辞めればいい。私が働く」とまで言ってくれました。もはやどちらがプロポーズしたのかわかりません。そして妻も円満退社した会社に愛着をもっています。また、仕事ができ対人関係も良好だった妻は社内でも顔が広く、今後松田がどこに転勤しても誰かしら知り合いがいることでしょう。一般的に転勤族の妻は新たな土地で友人をつくるのが難しいですが、松田がこの会社にいるうちはその心配もなさそうです。これも、いまの会社にこだわる理由のひとつです。

 そういうわけで、仕事のストレスで病気になって少しだけつまずいてしまいましたが、それも含めて人生を織りなす大きな縁だと思っています。病気だけを切り取ってみれば間違いなく不幸ですが、それと同時に尊敬できる伴侶を得られました。人生いいことも悪いこともありますが、いまこうして生きているということはトータルでプラスなのではないでしょうか。病気がつらいときには我慢すれば、ときどきちょっとした幸せにも巡り合えます。それが昨日のコロッケでした。症状が重い方には松田ののんきなツイートが気に障ることもあるでしょう。独身で病気になり、結婚を考えられない方はノロケに思えて怒りすら感じさせてしまうかもしれません。しかしこういったツイートには、病気と闘うなかでコロッケのような小さな幸せや、結婚という大きな希望を見出してもらいたいという松田の強い想いを込めています。どうか前向きにとらえていただき、おっさんがコロッケで喜んでいる姿を笑ってください。そして願わくば、松田を喜ばせてくれている妻を心の中で応援いただけるとこのうえなく幸せです。

 そして松田は、この縁を大切にするためにも、復職し会社に貢献したいと願っています。