「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

うつ病と瞑想 1.ヴィジュアライゼーション

ヴィジュアライゼーション(マインドフルネス教室)

  週1回通うマインドフルネス教室での、基本的な手法の一部「ヴィジュアライゼーション」をご紹介します。

 瞑想も古今東西様々あり、集中の仕方や呼吸法、体勢などはそれぞれ異なります。そのなかで松田が通う「マインドフルネス」教室で教わった手法に、「ヴィジュアライゼーション」というものがあります。これは、自分がマインドフルネスをするうえで目指す状態を象徴するイメージや色を決め、それを強く思い描くことで精神を集中するという手法です。松田の場合はサラリーマンとしての挫折経験や今後抱える経済的な不安を取り除き(現実問題として向き合い解決することはもちろんですが)、前向きになることを目標としました。イメージとしてはさえわたった青空と、そこをはばたく白い鳥です。変に考えこんだわけではなく、少し瞑想を試してみた後に先生から急に尋ねられ、パッと思いついたイメージでした。マインドフルネスのつまるところは自立訓練、いってみれば思い込みによる身体への好影響を図ることでもありますので、その意識を集中させる明確なイメージが有効なようです。

 これは入門書からの引用ですが、瞑想のなかでイメージを意識する場合、そのなかでも「空」はやりやすいイメージのひとつだそうです。例えば悩み事がたくさんあるとき、それを雲に見立てます。雲のひとつひとつが流れたり霧散したりするイメージをもつと、やがて青空になるころには悩み事を受け流せたと感じられ、必要以上にクヨクヨしなくなる精神状態をつくれます。同様に、「川のせせらぎ」と「流れる落ち葉」も同じようなイメージをつくれます。鴨長明「方丈記」の冒頭、『ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず』が心地よく感じられる名文なのは、心がすっきりとする印象をも感じさせるからではないでしょうか。

 松田は瞑想を始めたばかりで、青空を意識しようと強く思ってもどうしても雑念が入り集中できません。また、おもしろいことにイメージでも雲が晴れないのです。しかし、精神集中に慣れてくると、目指すイメージを簡単に、完全に思い描けるそうです。それどころか、イメージが発する五感までも感じられるようになるそうです。まだまだその境地はほど遠いですが、いずれはできるかもしれない、と信じる要素がふたつあります。

 ひとつは、瞑想はオカルトチックなものではなく上述の通り自立訓練であるので、脳が感じる感覚は再現できてもおかしくないということ。イメージしやすい視覚を起点にしていますが、そよぐ風の温度や鳥のさえずりが想像できても不思議ではありません。例えば、「切ったばかりで果汁がはじけるレモンを口いっぱいにほおばる」想像を具体的にしてみてください。レモンは確かに黄色く、また実際に唾液が出ませんでしたか?これは松田が催眠術を信じる根拠のひとつでもあるのですが、脳と体はだますことができる、と思っています。

 もうひとつは、青空のイメージは成功しませんでしたが、マインドフルネスにとりくんだ20~30分の間はそれに集中していたため、挫折経験や今後の不安などを一切考えなかったということ。気がかりなことを忘れるというのも難しいことですが、これは確かにマインドフルネスの産物です。不完全ながらも精神集中に一部成功したということではないでしょうか。

 

 決してオカルトにはまっているわけではありません。かといってムキになって科学的な証明をする気もなく、思うままに瞑想にとりくみ、その結果をあるがまま受け入れ、心身を前向きにできればいいなと思っています。