「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

うつ病はオーダーメイド

※このブログ全般に関してですが、松田の経験と独学による個人的な見解です。今回は特にうつ病のとらえ方について記載していますので、明らかな誤りがありネット上に掲載すべきでないと判断される場合は忌憚なくご指導ください。

うつ病はオーダーメイド

 うつ病などメンタルヘルスは、患っていない人には非常に理解されにくいものです。それは例えるなら、オーダーメイドに似ているものだと思います。

 スーツでいえば、吊るしのスーツは肩幅とウエストさえわかれば買えます。しかし、オーダーメイドとなるとスリーサイズや着丈、袖丈なども測ることになります。そういった様々な情報は、仕立て屋さんがカウンセリングでしっかりと測らなければ、本人ですら認識できていないものです。

 これをメンタルヘルスの症状に例えてみます。頭痛はまだしも、動悸や不眠などは分からない人には分からないでしょうし、主症状である抑うつ感ですら、松田はいまでも言葉でうまく説明することができません。ウツウツして、ザワザワする感じ、などと幼稚な表現しかできません。そもそもメンタルヘルスに関心がない人は、「抑うつ感」という言葉すら知らないことが多いのではないでしょうか。

 スーツのオーダーメイドは想像できても、靴は? 枕はどうでしょう? 他人の情報(=メンタルの症状)を理解することは、ほぼ不可能といえるでしょう。

 

 この例えで、松田が訴えたいのはふたつです。

 ①診断・治療を正確に行ってほしい。

 ②周囲の人は、安易にカテゴライズしないでほしい。

 

 ①メンタルヘルスの症状は様々です。病名も多岐に渡り、同じ病名のなかでも症状の種類や重さは人によりますし、個人でも日によって症状が変わるのがメンタルヘルスです。その正確な測定結果を患者と医師が共有するところから治療がスタートします。医療従事者の方は患者のために全力を尽くしてくださっていると信じたいところですが、3分診療などというものも耳にします。本来であれば、患者ひとりひとりの症状をオーダーメイドのように丁寧に汲み取っていただきたいものです。抑うつ感を訴えるから抗うつ薬を処方、それが効かないようだから院内にいる臨床心理士による認知行動療法を試してみる、などというイージーオーダーではあってはならないはずです。場合によっては投薬しない森田療法でもいいし、戸塚ヨットスクールのようにスパルタ指導が適している場合もあるかもしれません。

 松田が言いたいのは医療批判ではなく、何よりも、患者自身が自分の病気はオーダーメイドであるという自覚を持ち、主治医の診察に本気で臨み、必要な情報を伝える努力をしなければならないということです。一時期の松田にも言えることですが、低値安定に甘んじて薬だけをもらうのが診療ではないはずです。

 

 ②前述の通り、メンタルヘルスの症状は経験者にしかわかりがたいものです。もっというなれば、仕立て屋さん(=医師)ですら、自分のつくったスーツ(=治療法)の着心地(=効果)は実体験できないのです。そういうわからないものを、他人から安易に扱われたくありません。

 それはただ心配をして特別扱いをしてほしいということではなく、「復職した以上、完治しているはずだ」「復職したけれど、あの人はメンタルヘルスを患った人だ」などとレッテル貼りをしないように配慮願いたいということです。

 寛解して元気な人もいれば、そうでなく無理をして仕事をしている人もいる。頭痛でパフォーマンスが落ちているだけの人もいれば、ストレス耐性が著しく低くなってしまっている人もいる。それぞれにそれぞれの症状があり、本人にしかわからない悩みを抱えているのだと認識して接してほしいのです。

 

 繰り返しになりますが、メンタルヘルスはオーダーメイドです。症状に合わせてレディメイドの治療を施せば治るものではない、症状は人と時による、と周知していただければ幸いです。

 

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