「うつ病で休職」は恐くない!

松田鬱男の休職・社会復帰ブログです。

うつ病と家族療法

 心理療法の「家族療法」をご存じでしょうか。これは医療機関でズバリ「家族療法を行います」と構えて行うものではなく、カウンセリングのなかで家族に気付きを与えて行っていく類のものです。たまたま知ることができましたので簡単にご紹介させていただきます。

 家族療法では発病やそれによって生じる問題の原因を患者本人だけに求めず、患者がおかれている「家族」という環境のなかに求めます。また、「家族」をひとつの集合体、システムとしてとらえます。それにより、問題の原因を患者もしくは家族のだれか一人の責任とするのではなく、家族間の「関係」に着目し、そのシステムの改善により問題の解決を図るのです。

 松田の場合の極端な例を図示します。

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 うつ病によりイライラしてしまうことで、A→B→C→D→A…… の悪循環に陥ってしまいますが、そこでこの循環をどこかで断ち切ることが家族療法の目的です。そして上記の通り、この際に着目するのはABCDの「個人」ではなく、abcdの「関係」です。

 例えば、Aの松田がイライラしてしまうのは症状ですのである意味しかたがありません。ここで「イライラするな!」と言っても無理な話なのです。そこで、改善可能な部分として、aにおいて子どもへの干渉を避けてみたり、あるいはcにおいて妻が松田にただ厳しくとがめるのではなく、あえて優しく声をかけてみたりする、などです。これは家族療法という概念を知ってから整理してみたことですが、確かに松田が荒れているとき、穏やかなときは家族システムが上記にあてはまることを実感します。

 うつ病の治療・休養において、同居のご家族がいらっしゃる方は、その方々との接し方の影響が非常に大きいと思います。「家族ができることは何もない」「協力なんておこがましい」と考えず、家族の関係性をみなおしみてはいかがでしょうか。たったひとつ、行動を変えてみるだけで、好循環に変わるかもしれません。また病気に関してだけでなく、それがそもそもの家族のあり方といえるのではないでしょうか。

 

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